最近、自分が写った写真を見て「なんだか目力が弱くなった?」「目が小さくなった」と感じたことはありませんか?
もしかしたら、まぶたのたるみがはじまっているのかもしれません!
たるみはしわと違って進行がゆっくりで気がつきにくいエイジングサイン。
さらに、一度たるみが出てしまうと改善しにくいというやっかいなトラブルでもあります。
ここで気になるまぶたのたるみが起こる原因や予防方法、たるみを改善するためのケアなどについて詳しく説明しましょう。
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気になるまぶたのたるみはなぜ起こる?
年齢が出やすい目元の肌。
しわ以上に見た目年齢をあげてしまうのが、まぶたのたるみです。
では、まぶたのたるみはなぜ起こるのでしょうか。
原因は大きく分けて4つあります。
- 加齢による肌のハリ低下
- まぶたにある筋肉の衰え
- 眼瞼挙筋の衰え、力が弱い
- 摩擦による肌への刺激
加齢による肌のハリ低下
年齢とともに肌が生まれ変わる新陳代謝機能は低下していきます。
すると、肌のハリや弾力を保っているコラーゲンやエラスチンといった成分が作られにくくなり、肌のハリが低下。
次第に皮膚を支えきれなくなり、たるみとなって現れるのです。
まぶたにある筋肉の衰え
目の周りにある眼輪筋(がんりんきん)が衰えると、その上にある皮膚もたるんでいきます。
眼輪筋の衰えは加齢のほか、目元の筋肉をあまり使わないことによっても加速していきます。
普段から、パソコンやスマホの画面を見ることが多い、人と話す機会が少なく無表情で過ごしがち…という方は、要注意。
最近は、若い人でも目元のたるみを気にする人が増えていると言われています。

眼瞼挙筋の衰え、力が弱い
年齢とともに上瞼が目にかぶさってくるようなたるみが起こることがあります。
これは上瞼にある眼瞼挙筋(がんけんきょきん)と呼ばれる、まぶたを持ち上げる筋肉の力が衰えたことや、もともとこの眼瞼挙筋が弱い人などに起こりやすいたるみの症状。
医学的には眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼ばれています。
眼瞼下垂によって上瞼がたるむと、体は前頭筋(ぜんとうきん)と呼ばれるおでこにある筋肉を使ってまぶたを持ち上げようとします。
するとおでこにしわができやすくなることに。
上瞼のたるみとおでこのしわが気になる方は眼瞼下垂が起きているかもしれません。
また、眼瞼下垂は頭痛や肩こり、首のこりの原因になることも分かっています。
摩擦による肌への刺激
花粉症やアレルギーなどによるかゆみで目の周りをかいたり、目元のクレンジング時に皮膚を強くこすったりしていませんか?
目元の皮膚の厚さはゆで卵の薄皮程度でとてもデリケート。
強くこするとしわやたるみが起こりやすくなります。
まぶたのたるみを予防・改善する方法
まぶたのたるみは一度できてしまうと、化粧品だけで改善するのは難しいと言われています。
とはいえ、お手入れをせずに放っておくと、たるみはどんどん進行してしまうので気がついたときにお手入れをはじめるべき。
まだ、まぶたのたるみが起きていない方もお手入れをすることで、将来的なたるみを予防することができます。
アイクリームを使った保湿ケア
まぶたのたるみを防ぐ基本中の基本!とも言えるのがアイクリームでの保湿。
たるみに着目したアイクリームも増えてきているので、こうしたアイテムを選んでみては。
アテニア アイエクストラセラム
上瞼のやせ、下まぶたのたるみ、目じりのこわばりに着目した目元用美容液。
目元のエイジングサインすべてにこれひとつでアプローチできます。
ツボを刺激しながら塗るとさらに◎。価格は15g 3,048円。
POLA B.Aザ・アイクリーム
ポーラが独自に開発・製造している保湿成分月桃葉BAリキッドを配合。
目元のゆるみをカバーしてくれるだけではなく、抗糖化成分配合で明るい目元に。価格は18g 20,000円。
眼輪筋にアプローチするケア
まぶたのたるみを改善・予防するには眼輪筋を鍛えるケアも必要。
朝晩1回ずつ1日2回を習慣にして、ぱっちりとした目元を取り戻しましょう。
眼輪筋を鍛えるエクササイズ
手でチョキを作り、中指を眉頭、人差し指を眉尻におきます。
このまま眼球だけで上を見るようにし、下瞼だけを動かしてまぶしい時に目を細めるような動きをします。
このとき、眉が上がらないように注意してください。
30秒間、まぶしい目を続けたあと、上下の瞼の筋肉を意識しながら目を閉じてさらに30秒カウントします。
たるみを改善する眼輪筋のツボ
アイクリームをのばしたあと、黒目の真下と目尻の真ん中くらいの位置にあるツボ「救後(きゅうご)」を優しく刺激します。
人差し指の腹をそっと当てて小刻みに動かすようにしてみましょう。
眼輪筋がほぐれて下まぶたをふっくらさせる効果も期待できます。
救後のツボへの刺激は目の疲れも癒してくれるので、日中目が疲れたときにも刺激してみましょう。
力を入れすぎにないように注意してくださいね。
まぶたのたるみを招くクセを見直す
目をゴシゴシこすったり、クレンジングの時に目元を強く摩擦したりしていませんか?
ちょっとした刺激でも毎日のことになれば肌にとっては大きな負担となります。
また、摩擦はたるみだけではなく、色素沈着を起こしてくすみを引き起こすことも。
目がかゆいときは速やかに眼科で診察を受けて目薬を処方してもらう、クレンジングのときには強くこすらないといった心がけもたるみの予防につながります。
クレンジングシートはついついこすってしまいがちなので、デリケートな目元に使うのは避けるべきでしょう。
眼瞼下垂かも…?と思ったら
上瞼の眼瞼挙筋の衰えやもともと筋肉が弱いことで起こる眼瞼挙筋は、上瞼がたるんで眠そうな顔になるだけではなく、視界が狭まることで偏頭痛や肩こり、首の痛みなどが起こるケースも多いようです。
また、眼瞼下垂はハードコンタクトレンズの長期使用者に多いことが分かっています。
これは、コンタクトを装着するときにまぶたをひっぱったり、コンタクトのふちにまぶたが触れて炎症が起こりやすくなったりすることが原因。
コンタクトを装着するときに上瞼をひっぱらないようにするなどの工夫をしてみましょう。
なお、眼科や形成外科で眼瞼下垂と診断されると、保険適用で手術(主に二重埋没法など)してもらえることもあります。
まぶたのたるみ以外に辛い症状がある人は一度、病院で診察を受けてみてもいいかもしれません。
まとめ たるみを感じたら早めのお手入れを
徐々に進行するまぶたのたるみは、気がつきにくいエイジングサイン。
「たるみなんてまだまだ無縁!」という人も早めのケアを習慣にすることで、いつまでも若々しい目元を保つことができます。
「最近、目元がゆるんできたな」と感じた人も1日も早くお手入れをはじめて、たるみの悪化を防ぐようにしてくださいね。