「メイクを落とした後なのに、なんだか目元の肌がくすんでいる」
「目元のくすみがひどくてすっぴんでは外出できない」
そんな悩みをお持ちの方はいませんか?
顔の肌の中でもとりわけ薄い目元の肌はデリケートでくすみやすいパーツ。
黒ずみを改善して透明感のある目元を取り戻すにはどんなケアをすればいいのでしょうか。
詳しく説明していきます。
目元の肌がくすむ原因とは?
不健康な印象を与えてしまうまぶたのくすみ。
では、なぜまぶたの肌はくすんでしまうのでしょうか。
主な原因は3つあります。
- 摩擦による色素沈着
- 血行不良
- 肌のターンオーバー低下によるもの
では、くすみが起こるメカニズムをそれぞれ見ていきましょう。
摩擦による色素沈着
人間の肌は表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つに分かれています。
セラミドがあるのは表皮、コラーゲンやエラスチンがあるのが真皮といえば分かりやすいでしょうか。
表皮層はさらに、上から角層、顆粒層、有棘層、基底層という4つの層に分かれています。
外部からの刺激や摩擦を受け続けると、次第に一番上にある角層が傷ついてバリア機能が低下。
このダメージから肌を守るために、基底層にある色素細胞・メラノサイトがメラニン色素を作り出して肌を守ろうとします。
まぶた体のなかでも特に皮膚が薄いパーツ。
体の皮膚は約2mmあるのに対し、まぶたはわずか0.5mm程度となっています。
そのため、顔の他の部分よりも摩擦によるダメージを受けやすいのです。
「それほど目の周りをこすったりしていないけど…」と思うかもしれません。
でも、チップやブラシでアイシャドウを塗る、目薬をさした後にタオルで拭く、クレンジングでアイメイクを落とす…。
こうした行為はすべて肌への摩擦となっているのです。
血行不良
毎日、パソコンやスマホの画面を見る時間が長く、目の疲れがなかなか取れないと感じることはありませんか?
このような眼精疲労は目の周りの血行や顔のリンパの流れを滞らせることに。
すると、肌に充分な酸素や栄養が届かなくなり、顔色が悪くなります。
目の周りは特に皮膚が薄いため、血管が透けて見えてまぶたが青黒っぽくくすんでしまうこともあるのです。
肌のターンオーバー低下によるもの
目の周りの肌のバリア機能低下や血行不良は、肌のターンオーバーを低下させます。
すると、メラニンを含んだ古い角質が肌に残りやすくなってまぶたがくすむことに。
原因別、目元のくすみ・黒ずみを改善する方法
まぶたがくすんでいると、疲れた印象を与え、老けて見えるだけではなく、アイシャドウの色もキレイに発色しません。
ここからは原因別にまぶたのくすみを改善させる方法を紹介していきます。
できるだけ摩擦を減らす
ダメージを受けやすい目元の肌に摩擦は厳禁。
日ごろのメイクやお手入れの習慣を見直してできるだけ摩擦を減らすようにしましょう。
洗顔やクレンジング、メイクのときにできるだけまぶたをこすらないようにすることはもちろん、クレンジングやブラシなど肌に直接触れるものの品質を見直してみてもいいかもしれません。
マンダム うる落ち水クレンジング アイメイクアップリムーバー
落ちにくいマスカラやマスカラ下地もすっきり落としてくれるアイメイクアップリムーバー。
コットンにたっぷりひたして10秒のせてから、やさしくふき取るだけでするっとメイクが落ちます。
普通のクレンジングだけでゴシゴシこするより、あらかじめ、このリムーバーでアイメイクを落としてから顔全体をクレンジングした方がまぶたに負担がかからないという声も。
カネボウ 鉄舟コレクション アイシャドウブラシL
筆の産地として有名な広島・熊野で手作りされている天然毛を使用したブラシ。
肌へのあたりが柔らかくチクチクしないと評判です。
アイシャドウがノリやすく、何度も摩擦を加える必要がありません。
血行不良を改善する
目元の血行不良を改善して、透明感のあるまぶたを取り戻すには眼精疲労を解消することも大切。
パソコンやスマホの利用は1時間に10~15分程度の休憩を入れる、目のストレッチをするなどして血行を促進しましょう。
目のストレッチ
顔を動かさずに眼球だけを動かすイメージで行います。
- 髪の生え際を見えるように目線を上へ
- アゴを見るイメージで目線を下へ
- 真横を見るイメージで目線を右へ、その後、左へ
- 眼球だけでゆっくり8の字を描くようになめらかに視線を動かします
- ゆっくり片目ずつウィンクをします
目を温めるケアで血行改善
目が疲れたな…と感じたら、ホットタオルで目を温めてみましょう。
まぶたの血行が改善されて、くすみが改善されるだけではなく、目の疲れやかすみも軽減します。
濡らしたタオルを電子レンジで1分半加熱するか、レンジで温めて使用する専用のアイテムを使ってみてもいいでしょう。
- 桐灰化学 あずきのチカラ
100%あずきを使用した温熱ピロー。目が疲れたときに5分のせるだけでOK。
リラックス効果が得られるのはもちろん、まぶたのくすみも軽減します。
化粧水、アイクリームで保湿したあとに目を温めるのもおすすめ。
この場合、汚れがついてもOKなホットタオルか使い捨てのホットアイマスクを使うと便利です。
- 蒸気でホットアイマスク
スキンケアの最後に使用するのにぴったりのホットアイマスク。使い捨てなので衛生的です。
お休み前に使用すれば、リラックスして安眠効果も期待できそう。
肌のターンオーバーを促す
滞りがちな肌のターンオーバーを促して、しみやくすみを含んだ古い角質をはがれやすくすれば、透明感のある目元を手に入れることができます。
とはいえ、デリケートな目元の肌にピーリングやスクラブはご法度。
その分、肌への保湿と保護をていねいに行うことでターンオーバーは徐々に正常化させていきましょう。
まぶたのくすみが気になる方は、化粧水でのお手入れの後に保湿と美白が同時にできるアイクリームでお手入れしてみてはいかがでしょうか。
資生堂 ホワイトルーセント ブライトニング アイクリーム
肌表面を潤して肌のキメを整えるだけではなく、美白有効成分4MSK配合(4-メトキシサリチル酸カリウム塩)の力で透明感のある目元に導いてくれるアイクリーム。
ポリシー化粧品 アイ R リペア アイクリーム
また、肌のくすみ、肌のにごりを引き起こす糖化を防ぐ抗糖化成分を配合したアイクリームなら、一歩進んだアンチエイジングケアにもつながります。
ローヤルゼリーやヒアルロン酸、セラミドといった保湿成分のほかに、抗糖化成分であるセイヨウオオバコ種子エキスを配合した珍しいタイプのアイクリームです。
まとめ 摩擦による肌へのダメージを減らすこと
気になるまぶたのくすみを消すには、できるだけ摩擦をしないこと、保湿や血行促進といったケアを怠らないことが必要だということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
ていねいなケアを続けて、まぶたのくすみを少しずつ改善していきましょう!