夕方になると、洗顔後に鏡を見たときにはなかった小じわがうっすら浮かんでいる…。
こんな経験ありませんか?
このような小じわは目元の乾燥によって現れるエイジングサイン。
早めに手を打てば、しわを消すことも不可能ではありません。
ここでは目元の小じわや乾燥が起こる原因と対策、お手入れの方法について詳しくご紹介していきます。
小じわの原因は乾燥。目元の肌はなぜ乾燥する?
目元の小じわに悩んでいる方の中には「同じように保湿しているのに目元だけが乾燥する」…。
こんな風に感じたことのある方もいるのではないでしょうか。
目元の肌が乾燥しやすい理由はズバリ3つあります。
- 皮膚の薄さが原因となる乾燥
- 肌の構造の違いによる乾燥
- 間違ったお手入れによる乾燥
では、詳しく説明していきましょう。
皮膚の薄さが原因となる乾燥
体の皮膚のなかでも目元の肌は特に薄いということをご存知ですか?
皮膚の厚さはパーツによって異なり、背中の皮膚は約2~3mm。
これに対して目元の皮膚は、約0.5mmとゆで卵の皮くらいの厚みしかありません。
肌の表面には角層と呼ばれるさらに薄い層があります。
角層は肌のバリア機能と保湿機能が備わっている層。
紫外線や外部からの刺激などでこの角層がダメージを受けると、水分が蒸散して肌が乾燥してしまうのです。
もともと薄い目元の肌はこの角層部分も他の顔の肌より薄いということ。
「顔のなかで目元だけ乾燥する」理由はココにあるのです。
また、年齢を重ねるにつれて皮膚は徐々に薄くなっていきます。
これを菲薄化(ひはくか)と呼びますが、この変化によっても目元の肌はさらに乾燥しやすくなるのです。
肌の構造の違いによる乾燥
目元の皮膚には皮脂腺が少なく、汗腺もありません。
肌のうるおいは皮脂、細胞間脂質、NMF(天然保湿因子)の3つでカバーされています。
皮脂も汗も出ない目元の肌はもともと乾燥しやすい構造をしていると言えるでしょう。
間違ったお手入れによる乾燥
小じわの原因となる乾燥は間違ったクレンジングやお手入れ不足などが原因となることもあります。
刺激の強いクレンジング
アイシャドウやアイライン、マスカラ、アイプチなどの二重まぶた用化粧品…。
こうしたアイテムを駆使した目力のあるメイクをした後、どんな風にクレンジングしていますか?
目元専用のアイメイクアップリムーバーを使って落としている方も多いのではないでしょうか。
アイメイクアップリムーバーの中には合成界面活性剤が使用されているものも少なくありません。
洗浄力の強い合成界面活性剤は肌のバリア機能にダメージを与えて肌を乾燥させてしまいます。
さらに粘着性のあるアイプチやウォータープルーフのマスカラがなかなか落ちずにゴシゴシこすって落とす…。
こんなクレンジングを続けているとさらに肌はダメージを受けて乾燥し、小じわができやすくなってしまうのです。
保湿ケア不足
目元にクリームを塗るとベタつくからイヤという人は多いのではないでしょうか。
皮膚が薄い目元の肌は他のパーツよりも慎重に保湿しなければなりません。
他の肌と同じようにお手入れてしていても、乾燥しやすいのが目元。

乾燥による小じわは消せる?
お風呂に入った後や、洗顔直後の肌には小じわがない…。
この場合、乾燥をしっかりケアすれば、小じわを消すことも不可能ではありません。
このまま乾燥を放置すると…。
- バリア機能の低下
- 新陳代謝機能の低下
- 真皮のコラーゲンやエラスチンの不足
- 深いしわ
このようにエイジングサインが進んでしまうことも多いので注意です!
ていねいなお手入れを習慣にしていきましょう!
目元の乾燥をケアして小じわを消すには?
では、目元の小じわを消すにはどんなケアを取り入ればいいのでしょうか。
乾燥したなと思ったらすぐに保湿!
繰り返しになりますが、目元の肌は薄くデリケート。
朝晩の保湿ケアはもちろんのこと、乾いてきたかな…と感じたら、すぐに保湿するようにしましょう。
空調のきいた室内にいる方は特に注意してくださいね。
コスメデコルテ MLアイクリーム
コスメデコルテの代名詞とも言える美容液、モイスチャーリポソームのアイクリーム。
乾燥する目元を経重曹ッリポソームとポリグルタミン酸でふっくらと潤してくれます。
明るい目元を目指す方にも。
DHCアイリンクルスティック
乾燥したな…と感じたら、いつでもどこでも使えるスティックタイプの保湿アイテム。
オリーブオイルや植物性スクワラン、コラーゲン、ローヤルゼリーなどの保湿成分を配合。
メイクの上からも使うことができます。
根強い人気を誇るDHCのロングセラー商品で価格は3,500円となっています。
またこのサイトでは、上2つ以外にも50種類以上のアイクリームをご紹介しています。
ぜひ参考にしてみてください☆
正しいアイクリームの塗り方
小じわをなんとかしたいからといって、アイクリームを人差し指でぐりぐり塗りこむのはNG。
小じわを消すためにアイクリームを塗るときには以下の手順を意識してみてください。
小じわは目頭から目尻に向かって入ることが多いので、しわの向きに逆らうようにしてアイクリームを塗ります。
薬指でアイクリームを取り、目じりから目頭に向けて置くようなイメージでトントンとのせていくのがポイント。
絶対に刷り込まないようにしてくださいね。
目もとのしわを防ぐマッサージ
薄くてデリケートな目元の肌を強い力でマッサージするのは厳禁。
アイクリームを塗ったあと、中指で目の周りをトントンと軽いタッチで叩くとよいでしょう。
30秒間ほど続けて終了です。
乾燥しないクレンジング
クレンジングは肌のうるおいを落としすぎないミルクタイプやクリームタイプが理想的です。
しっかりアイメイクをしたとき用に肌を乾燥させないポイントメイクアップリムーバーを用意しておきましょう。
ソフティモスーパー ポイントメイクアップ リムーバーNa
ヒアルロン酸やトレハロース、シルクエキスといった保湿成分を配合。
合成界面活性剤不使用で、肌へのダメージを最小限に抑えています。
目元の小じわを誘発する生活習慣をチェック!
日頃の生活習慣のなかにも目元の乾燥の原因になる要素があるかもしれません。
空調のきいた室内で過ごすことが多い方は加湿器を利用したり、こまめに水分を摂ったりするなどして乾燥を防ぐようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐためには紫外線対策も必要ですが、あまりSPF値の高い日焼け止めは目もとの肌を乾燥させます。
ちょっとしたおでかけや通勤、通学ならSPF30くらいの日焼け止めに日傘やサングラスを併用するなどして、紫外線対策をしてみてくださいね。
また、ストレスや睡眠不足も肌の乾燥の原因になります。
夜はシャワーだけではなくゆっくり湯船につかるようにすれば、お肌もしっとりしてリラックス効果も得られるはず。
お風呂上がりは肌に水分が残っているうちに、化粧水、アイクリームで保湿することを忘れないでくださいね。
まとめ 深いシワになる前にメンテナンスを
目もとの小じわは肌の乾燥が原因となっていることがほとんど。
気がついたらすぐに保湿ケアをすればしわを消すことも可能です。
小じわが気になり始めたら、ていねいな保湿ケアを習慣にして深いしわになるのを防ぐようにしましょう。