まぶたの皮膚は薄くデリケート。
外部からの刺激や化粧品の成分などによってかぶれて、赤く腫れてしまった経験のある方も多いのではないでしょうか。
目が赤く腫れているとそれだけで別人?と思うほど、人の印象は目元によって大きく左右されます。
では、まぶたがかゆくなったり、赤く腫れたりする原因にはどんなものがあるのでしょうか。
オススメの対応策と合わせて紹介していきます。
まぶたのかゆみの原因。外部からの刺激と眼病の可能性が!
まずはかゆみや腫れの原因をチェックしていきましょう。
大きくわけて以下の3つが考えられます。
- 泣いたときの摩擦など外部からの刺激
- メイクや化粧品などによるもの
- 眼病によるもの
ひとつひとつみていきましょう。
泣いたときの摩擦など外部からの刺激
彼氏とケンカして泣きながら寝てしまった翌朝、目がパンパンに腫れていた……という経験はありませんか?
「泣く=目が腫れる」と思いがちですが、実は目が腫れるのは泣いたせいではなく、目をこすることが原因です。
まぶたの裏側には細い毛細血管がいくつもあります。
まぶたを強くこすると、この毛細血管が傷ついて目が腫れてしまうのです。
傷ついた毛細血管は数日で元に戻ります。
メイクや化粧品などによるもの
肌に合わない成分による刺激によってかゆみやかぶれ、炎症などの症状が現れることがあります。
こうした症状はアレルギー性皮膚炎や接触性皮膚炎と呼ばれることも。
特に若い女性に多いのが、アイプチやつけまつげ用の接着剤などによるかぶれです。
これらのアイテムはつけているときだけではなく、落とすときも強くこする必要があるため刺激になりやすいと言えます。
最近、人気のまつげ美容液もかゆみや腫れを起こしやすいアイテムです。
また、メイクアイテムについている雑菌もかぶれや腫れの原因になることがあります。
マスカラやアイシャドウなどは雑菌が繁殖しやすいので定期的に買い替える必要があるでしょう。
さらにデリケートなまぶたはヘアカラーやシャンプーなど直接、まぶたに触れないアイテムに含まれる成分にも反応しやすいパーツです。
特にヘアカラーは重いアレルギー反応を起こすこともあるので注意したいですね。
眼病によるもの
- 花粉やハウスダストによるアレルギー性結膜炎
- ウイルスや細菌などによる眼瞼炎(がんけんえん)
- ものもらい
こういった眼病もまぶたの炎症を引き起こします。
かゆみや赤み、腫れのほか、目やにや落涙といった症状が現れることも。
アレルギーの原因となるアレルゲンに肌が触れたときだけではなく、食べ物のアレルギーでまぶたが腫れることもあります。
まぶたのかゆみ、腫れの対応策。ひどいときは皮膚科や眼科へ!
デリケートなまぶたはちょっとしたきっかけでかゆみを感じたり、腫れたりすることがあります。
ここからは原因別の対応策を紹介しましょう。
泣くときは眼をこすらない!
泣くときはまぶたをこすらないようにしましょう。
涙があふれるままにしておき、ふき取るときはティッシュや柔らかいタオルなどでそっと押さえるようにします。
これだけで翌朝のまぶたの腫れがぐんとやわらぐはずです。
それでもまぶたが腫れてしまった!というときは、冷たい水で絞ったタオルと、電子レンジで温めた蒸しタオルを交互にあててみましょう。
温かいタオルと冷たいタオル、それぞれ30秒ぐらいずつおきます。
2、3回繰り返すと腫れが引いていきます。
化粧品によるかゆみや赤みのケア
化粧品で赤みやかゆみが出たときは、すみやかに使用を中止します。
できれば、刺激の少ないクレンジングやせっけんなどで落としてしまいましょう。
普段使っていた化粧品でもかゆみや赤みが出ることがあります。
「いつも使っている化粧品だから大丈夫」と思って使い続けると、症状が悪化することもあるので注意してくださいね。
また、目に触れるチップやブラシはいつも清潔に保つようにしましょう。
マスカラは特に雑菌が繁殖しやすいので、4カ月くらいを目安に買い替えるようにしてください。
かゆみや赤みが引かない場合、市販の薬で対処することもできますが、症状が長引くようであれば皮膚科の診察を受けるようにしましょう。
資生堂 イハダ プリスクリードi(第2類医薬品)
まぶたの赤みやかゆみを抑える非ステロイドの軟膏。
抗炎症成分ウフェナマートとグリチルレチン酸を配合。
ジフェンヒドラミンがかゆみを抑えてくれます。
(出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000659.000005794.html )
眼病によるかゆみや赤みの対処法
まぶたのかゆみや赤みだけではなく、眼にも異常を感じたら早めに眼科の診察を受けるようにしましょう。
市販の目薬でも、一時的にかゆみや赤みを抑えることはできますが根本的な解決にはなりません。
細菌性の結膜炎のなかには感染力が強く、角膜を傷つけるものあるので、眼を守るためにも早めの受診をおすすめします。
おわりに:ちょっとしたことでかゆくなる!デリケートな目元は丁寧にケアしよう
デリケートなまぶたは顔の他のパーツと比べると、ちょっとしたことでかゆみや赤み、腫れなどが出やすいということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
トラブルがないときでもまぶたはできるだけこすらないようにして、優しくケアするようにしてくださいね!