コンシーラーやファンデーションでもカバーできないクマ。
不健康そうに見えてイヤですよね。
なかなか消せないクマを改善する方法として美容外科でのヒアルロン酸注射をあげる人もいます。
プチ整形と呼ばれるほど気軽に行えるイメージのあるヒアルロン酸注射ですが「注射は怖い」という人もいるのでは?
ここではヒアルロン酸注射がクマ改善に効果があるのか?
ヒアルロン酸注射のデメリットについても詳しくお話ししていきます。
ヒアルロン酸注射はどんなクマ改善に効果がある?黒っぽいクマにだけ効果的!
ヒアルロン酸注射で改善できるのは「黒っぽいクマ」のみになります。
これは頬のたるみや目の下のたるみによって影ができて、黒っぽいクマのように見えている状態。
ヒアルロン酸によって内側からふっくらさせることで影をなくしてクマを改善してくれます。
ヒアルロン酸で改善しないクマとは?
ヒアルロン酸注射は、摩擦や紫外線の影響、炎症後などに起きる色素沈着によってできる「茶色っぽいクマ」には効果がありません。
そして血行不良や眼精疲労、冷え性、貧血などによって起こる「青っぽいクマ」の改善にも効果がありません。
これらのクマは摩擦や刺激を与えないケアやアイクリームや目元美容液でのケア、生活習慣の見直しなどで改善させることができます。
クマ改善のためのヒアルロン酸注射の危険性。価格の安さで選ぶのはNG!
皮膚が薄い目の下にヒアルロン酸を注射するときは分子の小さいやわらかく、なじみやすいヒアルロン酸を選ぶ必要があります。
これは、硬いヒアルロン酸を入れるとでこぼこになったり、不自然にふくらんだりすることがあるからです。
同時に「どのくらいの量のヒアルロン酸を入れるか」もとても重要。
欲張ってたくさんヒアルロン酸を入れるとやはり不自然になってしまいます。
患者さんの希望を聞くだけではなく「適切な量を判断し、きれいに入れることができる技術」を持つ医師に施術してもらうことがなにより大切だということを忘れないようにしましょう。
クマ改善のためのヒアルロン酸注射は、ほうれい線を目立たなくするヒアルロン酸注射などに比べると、格段に難易度が高い施術なのだそう。
価格の安さだけでクリニックを選ぶことだけは避けてくださいね。
クマ改善のためのヒアルロン酸注射。4つの見過ごせないデメリット!
ヒアルロン酸注射というと簡単にできて、体への負担も少なく、施術後の痛みや内出血がほぼない方法と思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。
施術を受ける前に分からないことは医師に確認し、メリットとデメリットをよく理解しておくようにしましょう。
一般的に、ヒアルロン酸注射のデメリットには以下のようなものがあげられています。
- 内出血が起きて目の下が黒くなる
- 浅い部分にいれるとでこぼこになることもある
- ヒアルロン酸は吸収されてなくなるため効果が持続しない?
- たるみが強い場合、さらにたるみとなって目立つことも
ひとつひとつみていきましょう。
内出血が起きて目の下が黒くなる
ヒアルロン酸注射は切らない施術ですが、通常の注射のように内出血によってあざのような状態になることがあります。
クリニックによっては針のタイプを変えることで内出血が起こらないように工夫をしていますが、場合によっては10日以上経っても目の下が真っ黒……という例も。
お仕事や学校がない時期を選んで施術を受けるのが無難でしょう。
浅い部分にいれるとでこぼこになることもある
目の下は特に皮膚が薄い部分なので、硬いヒアルロン酸を入れたり、ヒアルロン酸の量を入れすぎたりすると表面がでこぼこになってしまうことがあります。
余計に影ができて目の下のクマが目立って見えることもあります。
施術をしてもらうクリニック、医師は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
万が一、仕上がりが気に入らない場合はヒアルロニダーゼというヒアルロン酸を分解する酵素を注射して溶かすことができますが、別途費用が必要となります。
ヒアルロン酸は吸収されてなくなるため効果が持続しない?
不自然になるのを防ぐためにごく少量、柔らかいヒアルロン酸を入れると思ったより効果が出ないことがあります。
この「吸収されてなくなる」という点はメリットでもあるのですが、実は一定以上の量を入れると数年経ってもヒアルロン酸が残っていることがあります。
何年もたつとヒアルロン酸によって皮膚が引っ張られてたるみ、クマが目立つようになることもあります。
この場合、切開してヒアルロン酸を取り除くこともできます。
たるみが強い場合、さらにたるみとなって目立つことも
ヒアルロン酸注射によるクマの改善効果には限界があります。
たるみが強い場合、無理にヒアルロン酸を入れるとたるみとヒアルロン酸が重なってさらに強いたるみになり、逆にクマが目立ってしまうこともあるのです。
まとめ:ヒアルロン酸注射は慎重に。デリケートな目元だからこそ気をつけたいこと
プチ整形と呼ばれるほど、気軽に受けられるイメージのあるヒアルロン酸注射。
とはいえ、デリケートな目の下に注射するときにはクリニックや施術を受ける医師を慎重に選ぶ必要があります。
安心して施術を受けられるクリニックを選ぶと10万円以上の費用がかかることも。
まずはアイクリームや目元美容液を使ってケアすることを考えてみてもいいのではないでしょうか。