保湿効果の高いアイクリームは目元以外のパーツにも使えるのでしょうか。
結論から言うと、答えは「乾燥しやすいパーツならOK」です。
ここではアイクリームを目元以外に使ってもいい理由や、目元以外にアイクリームの使用をお勧めできるパーツを紹介していきます。
- 「開封したアイクリームをなるべく早く使い切りたい」
- 「サンプルでもらったアイクリームがたくさんあるので消費してしまいたい」
- 「目元の肌に合わなかったので、顔以外のパーツに使ってみたい」
そんなときの参考にしてみてくださいね。
アイクリームを目元以外に使ってOK?
顔のなかでもデリケートなパーツである目元に使用するアイクリーム。
刺激が少ない成分で作られているので、化粧水や美容液などの他のアイテムよりも肌トラブルが起こりにくいアイテムであると言えます。
そのため、顔や体といった目元以外の部分に使用しても、基本的に問題はありません。
それぞれのパーツごとにアイクリームの使用が可能かどうか考えてみましょう。
- ほうれい線
- おでこ
- 手
- 首
ほうれい線
ほうれい線ができる口の周りは目元と同様、皮脂腺が少なく乾燥しやすいパーツ。
アイクリームの使用に適したパーツであると言えます。
アイクリームのなかには「リンクルクリーム」という位置づけで目元にも口元にも使えるものがありますよね。
たるみによるほうれい線はアイクリームだけで解消するのは難しいです。
しかし、乾燥による初期のほうれい線であれば、アイクリームで改善することも不可能ではありません。

おでこ
おでこは皮脂腺が多いパーツ。
おでこの肌が乾燥している場合、アイクリームを使ってもかまいません。
しかしべたつく場合やニキビができている場合、保湿効果と油分を補う役割をもっているアイクリームを使用するのは避けたほうがいいでしょう。
「肌が乾燥しがちで、おでこのしわが気になる…」
そんな時は化粧水で保湿した後、眉毛を上げないように軽く押さえながら、おでこのしわを上に向かって伸ばすようにアイクリームを塗ってみましょう。
おでこのしわは肌の乾燥のほか、眉毛を上げて目を見開く癖がある人や、視力が悪く眉を寄せる癖がある人などに起こりやすいエイジングサイン。
表情筋の動きのクセによってできるしわなので、アイクリームでの保湿より表情筋のエクササイズやおでこのコリをほぐすマッサージをする方が効果的でしょう。
手
皮脂腺がなく、乾燥しやすい手の甲。
顔の肌がキレイでも手の甲がしわだらけだったら…。
ちょっとがっかりしてしまいますよね。
しわができやすく美容外科での整形も難しいパーツである手は、アイクリームの使用が適しています。
特に乾燥しやすく、皮膚が薄い甘皮部分や爪の生え際、指の関節のくぼみなどにピンポイントでアイクリームを使用するとツヤのある手元に導き、若々しい印象を与えてくれます。
使用する前には化粧水で保湿しておくとアイクリームの浸透がグンとよくなり、さらに艶やかな手に。
アイクリームを部分的に使用したあと、最後にハンドクリームで手の甲全体を保湿すれば完璧です。
指の関節のしわの予防にアイクリームを使用しているパーツモデルの方もいるのだとか。
首
しわが入ると一気に見た目年齢が上がって老けた印象を与えるのが首の肌です。
首も乾燥しやすく、皮膚が薄いので顔と同様のお手入れが必要。
したがってアイクリームでのお手入れが適しているパーツです。
ただし、面積が広いのでコスパ面を考えると、アイクリームを日常使いするよりも首専用のクリームかボディクリームなどを使用した方がいいでしょう。
塗るときにはまず、化粧水で首全体を保湿しましょう。
首の正面は下から上に向かって、首の両サイドは耳の下から鎖骨に向かってリンパを流すようにマッサージしながら塗るのがポイントです。
目元以外の使用は避けた方がいいアイクリーム
アイクリームのなかにはむくみの解消や、血行を促進してクマの解消にアプローチするタイプのアイテムもあります。
こうしたアイクリームを顔の他のパーツに塗ってもトラブルは起こりませんが、メリットもほとんど期待できないと言っていいでしょう。
アイクリームで全顔ケアはOK?
スペシャルケアとしてアイクリームを顔全体に塗る…という人もいますが、肌に影響はないのでしょうか。
アイクリームは油分が多いので、まず化粧水でしっかり保湿してから、アイクリームを全顔に塗る…という方法であれば、問題はありません。
ただし、鼻やアゴなど皮脂の分泌が多い部分や角栓が詰まっているようなパーツは避けるのが無難。
毛穴が詰まって吹き出物の原因になったり、べたつきの原因になったりします。
まとめ 目元以外にも使えるが効果がない場合も
顔の中でもっとも薄くデリケートなパーツである目元専用に作られたアイクリーム。
他のパーツや体に使っても肌トラブルになることはまずないでしょう。
乾燥しがちなパーツに使用するときのポイントは化粧水で保湿してから塗ること。
コスメの中でも高価な部類に入るアイクリームなので普段使いするにはコスパ面からオススメしませんが、使わないアイクリームがあるときには是非、他のパーツで消費してみてくださいね。