目の周りのエイジングサインのなかでも、特に老け顔に見えて疲れた印象を与えてしまうのが目のくぼみです。
くぼみができた部分は陰になってしまうので、コンシーラーでもなかなか隠すことができません。
明るい色のアイシャドウやハイライトを入れてもキレイに発色してくれませんよね。
では、このような目のくぼみはなぜできるのでしょうか。
原因と対策について詳しくお話していきます。
まぶたのくぼみができる原因とは?
まぶたがくぼむ原因には、上記の5つの原因が考えられます。
ひとつひとつチェックしていきましょう。
加齢による筋肉の衰え
- 目の周りをぐるりと囲む眼輪筋(がんりんきん)
- 上まぶたを持ち上げる薄い筋肉、上眼瞼挙筋(じょうがんけんきょきん)
これらが衰えると、まぶたを持ち上げる力が弱くなって脂肪や皮膚が下垂し、くぼみが現れるのです。
下まぶたに比べると、上まぶたはエイジングサインが現れるのが遅いパーツ。
上まぶたのくぼみが気になり始めたら、目元のエイジングが1歩進んでいると考えて、早めに対策をとるべきと言えるでしょう。
加齢による肌のハリ低下
肌はターンオーバー機能によって生まれ変わり続けています。
年齢によってターンオーバー機能が低下すると、この周期は次第に長くなっていきます。
20代で28日、30代で40日、40代になると50日以上かかるように。
すると肌の真皮層にある、ハリや弾力のもととなるコラーゲンやエラスチンが作られにくくなり、ハリが低下。
まばたきによってまぶたはよく動くパーツだけに、その動きに合わせてしわができるようにクセつきやすくなり、まぶたがくぼんでいきます。
肌の乾燥
まぶたは汗腺がなく、皮脂腺も少ない乾燥しやすいパーツ。
その上、顔の中でも特に皮膚が薄くデリケートです。
肌は乾燥するとターンオーバーが乱れ、古い角質が肌に残りやすくなります。
こうした古い角質はすき間ができやすく、ごわついた状態になります。
さらに乾燥が進むと角質がめくれ上がったような状態になり肌はザラザラに。
ごわついて水分が失われた肌はしわができやすくなり、一時的にくぼんだように見えることもあるのです。
眼精疲労による筋肉疲労や血行不良
パソコンやスマホの画面を見続けていると、まばたきの回数が減ります。
気がつかないうちに、同じ姿勢のまま同じところばかりをじっと見続けることになります。
やがて、目のまわりの筋肉がこわばって血行が低下していきます。
筋肉がそのまま固定されたような状態になって、徐々に衰えていきます。
すると一番初めに紹介した「加齢による筋肉の衰え」と同じ現象が起こります。
筋肉によって支えきれなくなった皮膚や脂肪がさがってくぼみができるのです。
体と同様、筋肉は使わなければ若い人で衰えていきます。

まぶたの脂肪の減少
「年を取ると二重になる」と聞いたことはありませんか?
この変化は年齢を重ねるにつれてまぶたの脂肪が減り、二重のラインができやすくなったり、まぶたがくぼんで二重のように見えたりすることで起こります。
肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンの量は20代がピークで徐々に減っていきますが、これは目元の脂肪も同じ。
加齢によってまぶたの脂肪が減ると皮膚があまったような状態になって、たるんでやがてくぼみとなって現れるのです。
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まぶたのくぼみを解消する方法とは?
まぶたにくぼみができる原因に心当たりのある…という方は多いのではないでしょうか。
では、まぶたのくぼみはどんな方法で解消できるのでしょうか。
筋肉の衰えをあらゆる面から防ぐ!
加齢や乾燥、血行不良など、きっかけはいろいろありものの、まぶたのくぼみができる一番の原因は筋肉の衰え。
あらゆる面から筋肉の衰えを防ぐことが、まぶたのくぼみ防止への一番の近道となります。
まぶたの筋肉を鍛えるストレッチ
正面を向いて、上下のまぶたに力を入れながら目を細めるときのように、ぎりぎりまでまぶたを近づけます。
完全に閉じないように注意してくださいね。
10秒間その状態をキープしたら、ふんわりと力を抜いて筋肉をゆるめます。
この動きを10回繰り返しましょう。
まぶたを温めて血行を促進
濡らしたハンドタオルをレンジで温めて目の上に置いてみましょう。
お風呂に入った時、湯船につかりながらお湯でタオルを濡らして目を温めてもOKです。
目の周りの筋肉のこわばりがほぐれ、血行がよくなるのがわかるはず。
目元のくすみや眼精疲労の軽減にもつながります。
まぶたの筋肉を強化するツボ
眉頭にある攅竹(さんちく)、眉毛の真ん中の位置にある魚腰(ぎょよう)、眉尻にある絲竹空(しちくくう)のツボを刺激します。
いずれもまぶたの筋肉をストレッチできるツボで、眼精疲労の回復や目元のむくみ改善にも効果が期待できます。
攅竹と魚腰、魚腰と絲竹空という風に左右の人差し指で2か所ずつ抑えて斜め上に持ち上げるようにして刺激してもいいでしょう。
まぶたをふっくらキープさせるためのケア
まぶたのくぼみは深刻なエイジングサイン。
いつもよりちょっぴり高価なアイクリームに投資すれば、結果も出やすくなるはずです。
アイクリームを優しく伸ばした後、指でチョキを作って眉頭と眉尻におき、少し持ち上げるようにプッシュすると効果的です。
アイクリームで乾燥やハリの低下を予防する
まぶたのくぼみを解消するには、アイクリームを使う方法もあります。
その中でもおすすめなのが、乾燥やハリの改善に効果の高い「メモリッチ」です。
保湿成分がたっぷり成分配合し、デリケートな目元にハリとうるおいを与えてくれます。
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極端な減量やもともと痩せているという方は注意!
30代、40代でダイエットをしているという方は多いかもしれませんが、痩せるという行為はつねにしわやたるみが起こりやすくなるものと考えるべき。
極端なダイエットで急激に体重を落とすと顔の脂肪が減って、まぶたのくぼみにもつながりかねません。
もともと痩せ型で顔に脂肪がないという方も要注意。
とはいえ、顔だけに脂肪をつけるのは美容外科での施術以外難しいため、乾燥や筋肉の衰えなど他のくぼみができやすくなる原因がないかチェックしてみましょう。
まとめ 丁寧なケアで若々しいまぶたをキープ
「疲れた女」という印象を与えてしまう、まぶたのくぼみ。
初期段階でケアをはじめれば、ふっくらした目元に戻すことも不可能ではありません。
ていねいなケアを続けていつまでもくぼみのない若々しいまぶたをキープしましょう!